オール電化?ガス?
住宅の新築やリフォームの相談を受ける時にオール電化住宅についてよく聞かれます。最近では太陽光発電を搭載したオール電化住宅が増えてきていますが、停電時や災害時のリスク分散を考えるとガスを入れるという選択肢もあります。
韮崎市などではプロパンガスが一般的なので、災害時に停電しても設備が健全であればマイコンメーターを復帰することで電池式のガスコンロを使うことができます。ただ、ガス給湯器や石油給湯器は電気がないと使えないため給湯や風呂のお湯張りをすることはできません。また、都市ガスでは地震時に埋設管が破損して復旧までに時間がかかることがあるので採用には検討が必要です。
給湯器がエコキュートであれば、停電してもタンクの中にかなりの量(400L前後)のお湯が貯まっているので非常用コックからお湯を取り出すことができます。太陽光発電を搭載していれば日中に発電した電気でお湯を沸かすこともできます。災害時の水の確保の観点からもエコキュートはおすすめです。
また、太陽光発電+蓄電池の設備があれば蓄電池の容量によっては停電時でもIHクッキングヒーターやエアコン・テレビ・照明などを使うことができます。私のおすすめはIHクッキングヒーター+卓上カセットコンロです。IHクッキングヒーターは土鍋やアルミ鍋などは使うことができないので、我が家では鍋料理をする時には卓上カセットコンロを使用しています。
卓上カセットコンロは停電時でも使用することができて場所もとりません。ある程度の数のカセットボンベを備蓄しておけば調理や暖をとることもできます。太陽光発電を搭載したオール電化住宅は光熱費の削減や省エネルギーに貢献しますが、災害時にもその実力を発揮することができます。
住宅の新築やリフォームの際はオール電化住宅を是非検討してください。
弊社はおかげさまで2021年に創業100年を迎えました。これからも伝統と最新の技術で、【ずっとストレスのない家づくり】に邁進して参ります。耐震・断熱リフォーム・建て替え・2030年に標準化されるゼロエネルギー住宅『ZEH』・省エネ住宅の新築・エコリフォームなどのご相談に応じておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。