住まいの点検
過日南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表され、続いて神奈川県沖で地震が発生し、さらには記録的な大雨が降ったり台風が発生したりして私たちの暮らしが脅かされています。もし大きな災害に見舞われても被害が最小限になるように今のうちから住まいの点検や対処をしておきましょう。
まずは建物から。屋根は瓦のずれや破損がないかを確認します。金属屋根の場合はまくれや錆を確認します。雨樋は変形している場合があるので脚立などを使って修理をします。屋根や雨樋の修理は高所作業になるので注意が必要です。外壁や基礎にひび割れがあると、そこから雨水が浸入する恐れがあるのでシールなどをします。また、外壁に荷物などを押しつけて置いているとそこから雨水が浸入したり突風で荷物が飛ばされたりする危険があります。荷物が床下換気口を塞いでいるとカビやシロアリの発生原因にもなるので片付けが必要です。雨水の浸入は建物を大きく壊す可能性があるので早めの対応が必要になります。
次は室内。突っ張り棒などを使って家具の固定をします。ただし天井の下地がない所に取り付けてしまうと天井を壊す恐れがあるので注意が必要です。リビングや寝室など滞在時間の長い部屋には大きな家具を置かないようにして重い荷物はなるべく下に置きます。もし家具が倒れても出入口を塞がないような家具の配置を考えてください。また、水害を想定して寝室は2階にし、1週間分の食料などを備蓄し、懐中電灯や小型ラジオも備えましょう。
耐震性が不安だと思われる住宅では日本防災協会のホームページに『誰でもできるわが家の耐震診断』というサイトがあるのでご自身で診断して、その結果を見て専門家などに相談をしてください。1981年(昭和56年)以前の木造住宅なら無料の耐震診断や耐震補強の補助金を受けることができるので市役所に問い合わせてみてください。
災害はいつ起こるかわかりません。日頃から十分な備えを心がけてください。
弊社はおかげさまで2021年に創業100年を迎えました。これからも伝統と最新の技術で、【ずっとストレスのない家づくり】に邁進して参ります。耐震・断熱リフォーム・建て替え・2030年に標準化されるゼロエネルギー住宅『ZEH』・省エネ住宅の新築・エコリフォームなどのご相談に応じておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。