2023年6月コラム

夏を快適に過ごしましょう

今年の夏は地球温暖化やエルニーニョ現象などの影響で、山梨県でも猛暑日の頻度が増えて厳しい暑さとなり、熱中症の傾向も「厳重警戒」ランクになるという予報が出ています。熱中症の約4割は住居内で起きているので、熱中症の予防には快適な室内環境を作ることがとても重要になります。今回は暑い夏を少しでも快適・省エネに過ごす工夫をお知らせします。

 室内では湿気や熱気がこもりやすく、夏場には思った以上に室温が上がってしまうので適宜換気や冷房を使用して下さい。外気温度と室内温度を比べて朝や夕方の外気温度が低い時間帯に窓を開け放すことで、室内の空気を入れ換えて温度を下げることが出来ます。そして外気温度が上がる前に窓を閉めて適温で冷房を使うと、効果的に室内の冷えた空気を循環することが出来ます。扇風機などを床に置いて室内の空気をかき混ぜるとより効果的です。また、冷房の効率が非常に悪くなるのでエアコンの室外機の廻り1m位には物を置かず、室外機の送風を遮らないように注意して下さい。

 室内の温度上昇を押さえるために窓の外側で日射を遮ると、室内で遮る場合に比べて約3倍の効果があると言われています。夏の日射の強さは南面より東面・西面の方が強くなるので、東面・西面にすだれや外付けブラインドを取り付けて日射を遮ります。植物を使ったグリーンカーテンをつくるのも趣があって良いと思います。

 最近の電気料金高騰を受けて節電のためにエアコンの使用をためらう方もいらっしゃると思いますが、日中の室内温度を下げる方法はエアコン以外ありません。日中は27℃くらいの温度設定で連続運転しておくと効率が良くなるので試して下さい。また、日中は買い物など空調の効いた施設へ行っていわゆるクールシェアをしてみるのも良いと思います。

 熱中症は命に関わる症状です。水分・塩分をしっかり取ってなるべく涼しい場所で過ごすことを心がけてこの夏を乗り切りましょう。

弊社はおかげさまで2021年に創業100年を迎えました。これからも伝統と最新の技術で、より快適で安心・安全な住まいづくりに邁進して参ります。耐震・断熱リフォーム・建て替え・2030年に標準化されるゼロエネルギー住宅ZEH』・省エネ住宅の新築・エコリフォームなどのご相談に応じておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。