2023年3月コラム

内窓を取り付けましょう!

以前お知らせした大型の補助金制度である住宅省エネ2023キャンペーンの内、先進的窓リノベ事業を詳しく解説します。これは先進的な断熱性能の窓に交換するリフォームに対して、高い補助額で重点的に支援を行うもので、条件によっては製品代の半分以上の金額が補助され、最高で200万円までが補助されます。補助の対象工事はガラス交換・内窓設置・外窓交換(カバー工法)・外窓交換(はつり工法)があり、設置する窓の大きさや性能によって補助金額が決まります。この事業の予算規模は1,000億円ですが申込の殺到が予想されるため早めに取り組む必要があります。

 少し前までの住宅の窓は1枚ガラスのアルミサッシが一般的で、断熱性能はほとんど期待できません。これらの住宅の窓から逃げる(入る)熱の量は窓を閉めていても冬には全体の50%以上、夏は70%以上になります。従って窓の断熱性能を上げると省エネ性能や快適性が大きく向上することになります。今回の補助事業の中で最も手軽で効果の高いものが内窓の設置です。これは今ついているサッシはそのままにして、その内側に樹脂製のサッシを取り付けるものです。内窓の設置は大がかりな工事の必要がなく短時間で取り付けることが出来るのでおすすめです。使うガラスの種類によって断熱性能が変わりますが、南面には日射取得型のLow-Eペアガラスを、そのほかの面には熱線反射型のLow-Eペアガラスを使うのがおすすめです。内窓を設置すると断熱性が向上して光熱費が削減され、さらには防音・防犯・窓の結露低減にも効果を発揮します。そして内窓を撤去するまでずっとその性能・効果は持続するので、結局はお金をかけて工事した方が安く済むことになると思います。

 国が2050年のカーボンニュートラルを掲げて住宅の省エネ化を後押ししていることもあって、これからは性能の高い省エネ住宅づくりが当たり前になってきます。今回の補助金を利用して快適・お得で資産価値の高い住宅にしてください。詳しくは公式サイト(https://window-renovation.env.go.jp/)をご確認ください。

弊社はおかげさまで2021年に創業100年を迎えました。これからも伝統と最新の技術で、より快適で安心・安全な住まいづくりに邁進して参ります。耐震・断熱リフォーム・建て替え・2030年に標準化されるゼロエネルギー住宅ZEH』・省エネ住宅の新築・エコリフォームなどのご相談に応じておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい