2019年7月コラム

2019年7月コラム

国土交通省から興味深い報告が出されました③

これまで2回にわたってお知らせした国土交通省から出された「住宅改修等による居住者の健康への影響調査」についての中間報告紹介の最終回です。
●知見7.断熱改修の伴う室温上昇によって暖房習慣が変化した住宅では、住宅内身体活動時間が有意に増加。 ここでは断熱改修によって居間や脱衣室の室温が上昇し、コタツや脱衣室の暖房が不要になった場合などに、1日平均の住宅内軽強度以上活動時間は、男性では65歳未満で約23分、65歳以上で約35分、女性では65歳未満で約27分、65歳以上で役34分、有意に増加したと解説しています。
厚生労働省は「健康づくりのための身体活動基準2013」で、糖尿病・循環器疾患の予防の観点から、現在の身体活動運動量を少しでも増やすことを世代共通の方向性とし、活動指針として「+10:今より10分多く体を動かそう」をメインメッセージとした活動を推進しています。断熱改修によって室温が上昇する場合、住宅内での行動変容(暖房習慣変化)は、身体活動増進の取り組みに大きく寄与する可能性があります。
ここまで3回にわたってお知らせした報告書から見えてくるのは、断熱改修することによって部屋間の温度差が少なくなったり、床面の表面温度が上がったりすると健康的に暮らすことができ、それによって身体活動が増えることで糖尿病や循環器疾患の予防が期待できるということです。しかし家全体を断熱改修するにはかなりの手間とお金がかかります。そこで居間・寝室・トイレ・脱衣室・浴室などいつも使う部屋やヒートショックが起こりやすいエリアをしっかり断熱することをお勧めします。ヒートショックなどが原因で家の中でなくなる方は交通事故死者数の3倍の約1万5千人にもなります。本来家は安心で安全な場所のはずです。断熱改修によって健康で安全な住まいを作ってはいかがでしょうか。
 弊社では耐震・断熱リフォーム・建て替え・2030年に標準化されるゼロエネルギー住宅『ZEH』・省エネ住宅の新築・エコリフォームなど、安心で快適な住まいづくりのご相談に応じておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。