2021年3月コラム

2021年3月コラム用

住宅の省エネ性能説明義務化が始まります

真冬の寒さが日を追うごとに和らいできて、もうすぐ過ごしやすい季節が巡ってきます(但し花粉症がなければ!!)。新型コロナウイルスがいち早く収束し、いつもの生活が早く戻るように願うばかりです。

建築物省エネ法が改正され本年4月から300㎡未満の住宅の新築などの際には建築士は建築主に対してその住宅の省エネ性能について説明することが義務化されます。その内容は①省エネ基準への適否の説明②(省エネ基準に適合していない場合)省エネ性能確保のための措置の内容の説明になります。この法律改正の背景は日本の住宅の断熱水準が世界最低レベルであり、かつ家庭部門から排出される二酸化炭素の量が高止まりしているため、省エネに関する意識を向上させて地球温暖化防止につなげていく必要があるからです。

建築士が説明する項目は二つあります。一つは外皮(床・壁・天井・サッシなど)の熱性能基準と、もう一つは一次エネルギー消費量基準です。外皮の熱性能基準には断熱性能を示す『外皮平均熱貫流率UA(ユーエー)』と日射遮蔽性能を示す『冷房期の平均日射熱取得率ηAC(イータエーシー)』があり、省エネの地域区分ごとにその値が決められています。しかし暖房期の平均日射熱取得率ηAH(イータエーエイチ)については規定されていません。UAは小さいほど断熱性能が良く、ηACは小さいほど夏期の日射を遮ります。ηAHは大きいほど冬期の日射を取り込むことが出来ます。一次エネルギー消費量基準は冷暖房・換気・照明・給湯・家電等のエネルギー消費量を計算して基準のエネルギー消費量と比較するものです。

省エネ住宅のメリットとしては環境や家計に優しい、家の中が一年中快適な空間になる、健康な暮らしができる、災害時も頼りになるなどがあげられています。但し(世界最低レベルの)省エネ基準は最低限確保すべき基準なので、より快適な住まいにするためには基準値を大きく超える必要があります。住宅の新築などを検討される際には建築士とよく話し合ってより良い住環境を目指してください。

 弊社はおかげさまで今年創業100年を迎えました。これからも伝統と最新の技術で、より快適で安心・安全な住まいづくりに邁進して参ります。耐震・断熱リフォーム・建て替え・2030年に標準化されるゼロエネルギー住宅ZEH・省エネ住宅の新築・エコリフォームなどのご相談に応じておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。