2020年10月コラム

この冬を快適で安全に

この頃では日差しが柔らかくなり、朝晩は肌寒くなってきました。天気予報では今年の冬はラニーニャ現象の影響で寒くなるといっていますが、極端な天候にならないことを願っています。ところで12~3月の冬期の全国の死亡者数は4~11月に比べて約17.5%も増加していることをご存じですか。そしてなんと山梨県は約24%も増えて全国第3位の増加率になっています。増加率の上位は比較的温暖な地域が多く、意外にも北海道は約10%で最低の増加率となっています。

死亡率増加の原因の一つは断熱性能が低い住宅が多く、いわゆるヒートショックの危険性が高いことです。しかし現行の断熱基準はなんと平成11年に制定された『次世代省エネ基準』が元になっていて、国際的にみて著しく低く立ち遅れた断熱性能しか確保することができません。従って現行の断熱基準を満たした住宅であっても快適な住環境であるとは言いがたいのが現状です。新築住宅に入居したが夏は暑く、冬は寒く結露するなどがその例です。

WHOでは家の中の最低推奨温度を18℃以上としていて、それ以下の室温では血圧の上昇や循環器系・呼吸器系疾患の危険性が増加すると報告しています。このようなリスクを軽減するためには、大規模住宅リフォームをする場合、可能な限り断熱と気密の補強をするようにすることが重要です。大規模リフォームでなくても出来る方法としては、熱の出入りが最も大きくなる窓のカーテンを床に擦るように伸ばしたり、内付けの樹脂サッシを取り付けたりすることが有効です。また、天気のいい日中にはプライバシーに注意しながら障子やカーテンを開けて日差しを取り込んでください。南側の掃き出し窓は300Wの電気ストーブ相当の熱が入ってくるといわれています。

トイレや浴室の換気は窓を開けて行っている方が多いと思いますが、冷たい外気が入ってくるためお勧めできません。窓を閉めて換気扇を回すと家の中の空気が循環するので極端に室温が下がることはありません。そして入浴前などには暖房をしたり浴槽の蓋を開けるなどしたりしてください。ちょっとした工夫をしてこの冬を快適で安全にお過ごしください。

 弊社では耐震・断熱リフォーム・建て替え・2030年に標準化されるゼロエネルギー住宅ZEH・省エネ住宅の新築・エコリフォームなど、安心で快適な住まいづくりのご相談に応じておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。