2019年9月コラム

2019年8月コラム

高齢期を見越した住宅改修②

前回解説させていただいた国交省から発表された「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」についての続きを解説させていただきます。 住宅改修をする際の留意点として改修・建替え・住替え等の多様な手段について高齢者やその家族が意向や現状などを多面的に検討し判断した上で高齢期の住まいを考え、住まい方の専門家へ相談することが望まれますが、その手引きとしてこのガイドラインを活用することができます。
 このガイドラインの配慮事項は8項目あるのでそのポイントなどを説明いたします。
① 温熱環境の改善・・・ヒートショックや熱中症などを防止し、加えて光熱費の抑制に寄与します。改修方法としては窓・外壁・屋根や天井・床の断熱化、居室への冷暖房設備の設置とその冷暖房が非居室にも届く間取りの工夫、浴室のユニットバス化などが上げられています。
② 外出のしやすさ・・・外出によって孤立の回避や生きがいにつながり、歩行障害や認知症リスクを下げます。改修方法としては玄関から道路までの段差解消や手すり・照明の設置、玄関への手すりやベンチの設置、縁側や掃き出し窓へのデッキやスロープの設置、玄関扉の引き戸への取り替えなどが上げられています。
③ トイレ・浴室の利用のしやすさ・・・高齢期の生活においては自分でトイレ・浴室を利用できることが自立に不可欠で、健康にも重要です。また、排泄介助のしやすさが在宅継続の可能性を左右します。改修方法としては寝室近くにトイレを設け、手すりの設置・段差解消・広さの確保・手洗い器の設置などが上げられています。また、浴室やトイレに適切な暖房設備を設置することでヒートショックの危険性を下げること、出入り口の引き戸化や設備機器の更新で使い勝手を良くすることも取り上げています。
残りの配慮事項は次回解説させていただきます。
 弊社では耐震・断熱リフォーム・建て替え・2030年に標準化されるゼロエネルギー住宅『ZEH』・省エネ住宅の新築・エコリフォームなど、安心で快適な住まいづくりのご相談に応じておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。